夢の中で気が付くと、私は欧米系の人間の男性でした。
高い塔の一番上の部屋で、私はちょうどゲームの対戦相手となったもう一人の男性と戦っているところでした。
ゲームの内容は、座禅のようなものです。私と彼の二人の前には、ゲームの審判者でもあり、二人の共通の敵ともいえる、見た目は褐色の肌をし黒いウェーブの髪をもったスポーツインストラクターのような長身の女性が私たち二人のことを見ていました。
ゲームの内容は明らかにはわからなかったものの、直感で「集中力を欠き、気付くべきことに気付かなければ私たちのどちらかがこの審判者に殺される」ことがわかっていました。
少し時間がたち、やがて、私ではなく対戦相手の男性が負け、という判断が下されました。
負けた彼は、穏やかではあるがどこか底の知れない雰囲気をまとった女性に、柔道のような絞め技で殺されかかっていました。
夢の中の記憶で、私はどうやらこの塔の上に来るまでにたくさんのゲーム、負ければ即死が訪れるゲームを勝ち抜いてここまでたどり着いたということを思い出し、ふと、目の前で起こっていることを「止めよう」と思ったのです。
どうしてそう思ったのかというと、目の前の彼が殺されれば次は私が殺されるのだと気付いたからです。
その女性にはどうやっても勝てない。なぜなら、彼女は我々という人を超えた相手なのだということにもなぜか気付いたからです。
私はゲームの審判者である女性に向かって、その対戦相手であった男性との「共闘」を申し込みました。
穏やかに微笑みながら男性を絞め殺そうとしていた彼女は腕の中の彼を解放し、「いいでしょう」と言いました。
私たちゲームの参加者は体に何かを測定するセンサーのような機械が取り付けられており、彼女は私たちが作戦会議をしに一度この場を離れることを承諾してくれ、機械が外されました。
そうすると、突然見ていた視界が塔の中の男性から宇宙のどこかへ飛びました。
宇宙に浮かぶ宇宙船の中には、緑色の目をした宇宙人がたくさんいて
「unplugged」と口々に言っている光景が見えたところで
私は夢から覚めました。
そう、このゲームは参加者が互いに争いをやめ、協力することがクリア条件だったのです。
審判者と呼んでいる女性は、誕生と死の象徴です。
人間がコントロールできない力をつかさどる神なので、どうやっても勝てない相手なのです。
そして彼女はさらに、この世での「体験」を与える神なのです。
体験それ自体に、良いも悪いもありません。
この女性は、私たちが「勝ちたい」と思えば、勝つべきと思わせる相手や障害を用意します。
私たちの住むこの世界、現世は二次元的な思考に永らく支配されてきたので
何かの目的を達成する過程の中に「殺す」や「ねじ伏せる」「勝つ」といった問題解決方法を考えがちですが、それは神の視点から見れば「一時的で一過性のもの」にしかなりません。
「勝たなければ」という思考・想念が魂から解放されない限り、その「勝たなければ」という状況は何度も訪れます。
一番重要なのは、「勝たなければ」と思うのなら思うで、その思いがはたして本当に自分の元々のものであるのか?と注意深く意識を持つことです。
何年も永遠に繰り返す終わることのない「勝利と敗北のゲーム」を降りる、降りないは魂、私たちの自由です。
地球でそのゲームから退場するには、肉体からの離脱(死)とこれ以上ゲームを長引かせないという決断と実行(いわゆる霊的に自分を進化させること、カルマの解消)が必要です。
本当にあなたが望んでいるのなら、自己責任です。そしてまた、見て見ぬふりをするのも、有耶無耶にして誰かのせいにするのも、自己責任になるのです。
けれど、今までのことに対して後悔したり落胆したり、騙されたような気分になっても、決して自分や他人を責めないでください。
この地球での「一見すると生き残りをかけていると思わせられるゲーム」の難易度は
とてもハードなのです。
どうしてこんな無理ゲーに近い設定になっているのかというと「すぐにクリアしてしまったらせっかく魂の親玉から分離して個人としていろんな体験をするという目的が達成できない」からだったのです。
そして最後に・・・緑色の目をした宇宙人ですが、
私が感じるに、彼らは地球人類を監視している存在のような気がしました。
彼らも元々は人類です。宇宙意識の中の1グループに組み込まれているためか、多少の違いはあるものの、皆容姿が白い肌に金髪で似ていました。
彼らの魂が、塔の中でゲームに敗北し死んでいった先人たちであるとは夢の中で分かっていましたが、そのなかでもどうやら塔の最上階に行きついた人達、であるようです。
ハッキリ言って、彼らの雰囲気は怖いです。機械に組み込まれたシステムの一部のようで・・・。アンドロイドみたいな。個々の意思はない感じです。
これは何かのお告げやメッセージでは?という夢を見たら、これからもこんなふうにブログに載せていこうと思います。