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クァンティアカのお喋りブログ

西洋占星術・タロット占い クァンティアカのブログです

占いと恋愛相談は自己の内面を認識する機会にもなる

占いをしたくなる時って、人生で恋や仕事で悩んでるようなときが多いと思うのですが
その悩みをタロットカードに質問するとき、自分がはたしてどこまでその悩みに対して考えているか、悩みの質やそれを構成する要素について理解しているか、が割と重要です。

タロットカードも占い師の解釈の仕方によって、メッセージに違いが出てきますからね。
死神のカードが1枚あったとして、その他のカードの意味と組み合わせて、総合的な意味を質問者にわかりやすく、かつ解決策(納得できる答え)を交えて伝える必要があります。

そういう場面になったとき、占いの場数も必要ですがやはりそのメッセージを組み立てるために必要になるのは占い師自身の内面・見聞の厚み、勘の良さと、価値観への柔軟性です。
例えば恋愛の問題であると、占い師が女性でかつ占い師自身に恋愛の経験や男女関係についての洞察が少なければ、女性の感覚に偏ったメッセージを伝えてしまう確率が高くなるわけです。

占いはカメラの様にその時々の光景(起こっている状況)を写し出すことはできますが、その写し出された写真をどう解釈するかは見た人自身に委ねられるのです。
極端なたとえ話をすると、「近々雨は降りますか?」という質問をして得られた結果として雨雲の写った写真が出てきていたとしても、その雲を雨雲だと知っていなければ「雨が降る確率はとても高い」と判断することはできないということです。

占いで、「彼と私の恋は上手くいくでしょうか?」という質問をしたとします。
さてここで重要なのは、「恋が上手くいく」とは具体的にどういう結果を望んでいるのか?という部分がまだ曖昧であるということです。

彼とはラブラブだけど、自分のキャリアを捨ててお家に入らなければならなくなるけどそれでもいいの?とか
彼はあなたとは正反対の性格の子が好みみたいだけど、やきもちを妬いて苦しくならない?など、
どういった状況に持っていくことが質問者にとって一番いい事なのかを占い師は質問者から引き出すという作業はけっこう重要なのです。

もちろん、一般常識や占い師の価値観に当てはめて占い師が一方的に「やめときなさい」とか「うまくいくわよ。結婚後は女が我慢するのが普通よ」などと伝えるスタイルも、自分で物事をなかなか決められない質問者の方にはまぁ、向いてるといえますが
ちょっとこれでは(占い師にせっかく頼んだお金や時間が)もったいないかな~と私は思っています。せっかく普段誰にもなかなか話せないことを話せる機会なのだから、いろいろ自分の内面を掘り下げるのを手伝ってもらうつもりで占いをする、ていうのはおススメですよ。


占いは結果を見て一喜一憂するものではなく、今からの行動を決めるための状況判断の材料の一部にすぎないのであって、自分の人生を決められるものでは決してないのです。
一見、不幸に思える結果であっても、今はその人に必要だから経験していることがこの世の中には山ほどもある・・・それは断言できます。

私たちが自分以外の人達に持つべきは比較や競争の念ではなく、
お互いお互いへの人生への尊厳の気持ちでしょう。
そのためにはまず、他人を先に許すより自分を許すこと。

何か人生の中で迷ったら、まず今の自分の気持ちがどうなっているか、誰よりも自分自身が知っておくこと、それが大事です。


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